母親になって8年が過ぎました。
この8年間、山あり谷あり、雨風にさらされ、大波に飲み込まれそうな時もありました。
最近はようやくどこかの岸にたどり着いたような、一時期に比べると少し落ち着きを取り戻しつつあるように感じます。
今回はワーママはるさんの『ライフシフト習慣術』を参考に、子育てで親ができることはなんだろう?という問いについて考えました。
本書は「仕事」「人間関係」「子育て」「お金」「学び」の全5章で構成されています。
ライフシフトの意味は、「人生の向きや位置を変え、人生に変化を起こす」です。
ライフシフトはもともと、2016年刊行の「LIFE SHIFT」で爆発的に有名になった言葉です。
「ライフシフト習慣術」では、はるさんが100年時代の人生戦略を具体的にどのように日常生活に落とし込んでいくか?という試行錯誤と実践について書かれています。
様々な角度で試行錯誤されてきたはるさんが、子育てについてどのような視点を持たれているのかを学び、私が「今日から子どもたちにできることは何か」を考えてみます。
子育ての親の責任はどこまでか?
私の母はよく「他人を傷つけない、物を壊さない、自分を傷つけない」ことが子育てで大事であるとよく言っていました。
男の子が二人いると、この言葉は骨身に染みます。
社会に出ても困らないよう、ルールを守れて、必要な知識を経験を持ち合わせていて、実践する行動力のある大人に育てていくのは本当に大変です。
子育ての全責任が親にあると思うと辛くなるとはるさんも言われています。
はるさんは子どもは社会からの預かり物だと思って子育てをしていると書かれていました。
私は子どもは社会からの預かり物で、18歳になったら社会に還すと思って子育てしています。
ワーママはるのライフシフト習慣術
18歳になったら社会に還す、この考え方なら親の行動のタイムリミットが明確です。
子どもが18歳になるまでの親の役割について、自分なりの基準を持つことが必要だと感じました。
そこで本書を参考に、親としてできることを挙げてみました。
- 「興味関心があること」「得意なこと」を見つけるための選択肢を用意する
- 家庭外の場所や学校などを選ぶ際の応援をする
- やりたいことができる環境を提示する
- 通学支援や学費を用意する
- 成長に合わせて、子どもが持つ課題を自分で乗り越えられるように励ます
ポイントは2つ。
一つ目は、子ども自身が選択できるように準備や用意をする=環境を整えること。
二つ目は、励まし応援することだと考えました。
あくまでも主体は子ども。
親はサポーターになることが大事。
子どもと一緒に過ごせる時間は短い
自分の子どもの頃を思い返すと、中学生になったら家族で出かける機会は減っていきました。
小学校高学年ごろになると自分の世界を持ち始め、親離れが進んでいく年頃です。
そう考えると8歳の長男と一緒に遊んだり出かけたりする期間はそう長くないなと思います。
今日から子どもたちにできることは何か?
長男は「絵を描くこと」「工作をすること」「字を書く事」「本を読むこと」が好きです。
「絵を描きたい!」「工作がしたい!」という思いを叶えるべく、やっていることを挙げてみます。
- 絵の具、粘土、クレパス、色紙、画用紙、マジックと必要な材料を揃える
- 工作の見本になる書籍を用意する
- ペーパーブロックを一緒にやる(夫担当)
- 100円均一でできそうな工作のキッドを探し用意する
- 場所や時間を作る
夏季と冬季にアートスクールを行っているところがあるので、その申し込みと送迎をしています。
振り返ると長男の好きと得意を精一杯応援してきたんだな、と思いました。
今までやってきたことに加えて、引き続き彼の好きや得意のサポーターになれるよう努めていきたいです。
次男の好きや得意はまだはっきり見えませんが、彼は「人と関わること」「人を笑わせたり喜ばせる」エンターティナー的要素が強そうだなと感じています。
まとめ
子育てで親ができることはなんだろう?という問いに対して、ワーママはるさんの『ライフシフト習慣術』を参考にして考えてみました。
親ができるのは、【環境を整えること】【子どもを励まし応援すること】ということを学びました。
分かっていてもついつい口や手が出てしまうところをグッと堪える勇気が必要!
いつもの子どもとのやりとりも、ちょっと俯瞰してみる視点を持ってみようと思います。
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Audibleの始め方はこちらの記事で紹介していますので、よかったら参考にしてみてください!
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