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【実践】小児科の待合室で騒いでしまう子どもへ、怒鳴らない声かけとは?

発熱した子どもを小児科に連れていくのっていつも大変だと感じています。

明らかに具合が悪い時は、食事、睡眠、排泄・・・と気配りがいつも以上に必要で、子どもの体調も心配です。

一方、「熱はあるけど、元気いっぱい!」な時も、連れていくのが大変で困っていました。

次男4歳が発熱時に私が困った状況はこちらです

  • 次男4歳は発熱している
  • 元気いっぱいモード!
  • 待合室を含め、院内は混んでいる
  • 次男はクスクス笑いながらベンチの上に乗ったり、ベンチから飛んだりして常に動いている

待合室が混みあっていて「子どもに椅子に座ってもらいたい!」時、少しでも怒鳴らず、効果的に、(できれば省エネに)声かけする方法はあるか?を参考図書を交えて、紹介します。

目次

小児科の待合室の状況と次男の様子

かかりつけの小児科では予約制を取り入れていて、診察の5番前までに院内に入ればいい決まりです。

その日もできる限り院内での待ち時間が短くて済むよう、待合室へ向かいました。

院内には、①1歳ぐらい、②年中さんぐらいのぐったりした女の子(お母さんと一緒に来ていて、元気そうな弟さんもいました)の2組の親子、③次男と同じぐらいの男の子の親子がいて、すでに診察室や処置室にも何組かの親子がいました。

診察まであと3人ほど、しばらくすれば次男の順番が来るだろうと思っていましたが、なかなか声はかかりません。

一方、次男は待合室に着いたときからベンチの上の段に上って歩いたり、ベンチから降りて歩き出そうとしたりと常に動き、膝の上に座らせてもすぐに逃げ出してしまい、クスクス笑いながらおしゃべりをしています。

(ウロウロせずにベンチに座っていてほしい・・・)

(隣の女の子はぐったりしているし、静かにしてあげたい・・・)

(このまま遊ばせていくわけにはいかない・・・)

と、私はだんだん焦り始めました。

次男に大人しく(できれば大きな声でおしゃべりもせず)座っていてもらいたい!と思い、スマホの写真を見せたり、仕方なく音量なしで動画を見せたりしましたが、次男が全然落ち着かず、ゴソゴソを動き回ってしまうのをやめさせることはできませんでした。

私の声かけと参考図書

「静かにしてよ!」「いい加減にして!」と怒鳴りたくなるところ、参考にしたのはこちらの書籍です。

【書籍】子どもも自分もラクになる「どならない練習」

茅ヶ崎市役所の子育て練習講座を、家にいながら体験できるようにテキスト化したものが本書です。

「代わりの行動について話す」「一緒にやってみる」「待つ」「聞く・考えさせる」といった子どもへの基本的な対応方法を実戦形式で練習できる内容になっています。

本書の内容を参考にしてから、普段からできる範囲で肯定的な言葉かけをするように心がけるようにしています(理想)

(できないことも多い)

では、「小児科の待合室で子どもに座っていて欲しい!」場面で、私が実際にできた声かけについて振り返ります。

気持ちに理解を示す&代わりの行動を伝える

走り出そうとした次男を抱いて伝えたのは2つ。

  • 嬉しくなっちゃったんだね(気持ちに理解を示す)
  • 椅子に座っておこうね(代わりの行動を教える)

タイミングが良かったのか、その場で椅子に座ってくれました。

「嬉しくなっちゃった」という気持ちを受け止めてもらえたことで、「椅子に座る」という私のお願いが聞き入れられたように感じました。

時間にして、体感で1分ほど。

たちまち椅子から立ち上がって歩き出してしまい、それからしばらく16㎏の次男を抱いて過ごしました(重い)

周りに迷惑をかけていないか、ハラハラ。

自分がカッとなって大きな声を出さないようにドキドキ。

エネルギーの省エネ効果は期待できませんでしたが、怒鳴りつけることなく診察の順番は回ってきました。

発熱の原因も大したことなく、数日後には元気に登園できています。

まとめ

小児科の待合室が混みあっていて「子どもに椅子に座ってもらいたい!」時、私ができた声かけと次男の反応についてレポートしました。

「代わりの行動を教える」「気持ちに理解を示す」よう意識した声かけで得られたものとしては、以下3点です。

  • 椅子に座れていた1分間(あくまで私の体感値)
  • 次男の「遊びたい気持ち」を受け入れつつ、私のやって欲しい行動を伝えられたポジティブな経験
  • 怒鳴ってイライラすることを回避できた

声かけのついて、私なりに意識した部分を強調してお伝えしました。

実際のところ、落ち着かない次男を一か所に留めておくために、その他いろいろやってます。

走っていったところを抱き上げてしばらく抱っこしたり、スマホの写真ホルダを眺めたり、最後はスマホで動画も見せました(それでもウロウロして逃げるので捕まえるのに一苦労)

その場での行動の変化(1分間椅子に座っていられた)より、私のやって欲しい行動を伝えられた経験が残ることが次につながりそうだなと感じました。

完璧を求めたらしんどい。加点評価!

引き続き、自分の心を守りながら、子どもたちを見守っていきたいと思います。

こちらの書籍はAudibleで聴く読書ができます。

Audibleの始め方はこちらの記事で紹介しています。

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この記事を書いた人

とーこ@作業療法士ママ
老健で働く作業療法士。8歳4歳兄弟のママ。仕事や子育てでの経験から学び、「私がもっと早く知りたかった!」ことを発信します。趣味は旅行とパン作り。取得資格:介護支援専門員、介護老人保健施設リスクマネージャー、実習指導者研修修了。

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