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【読書記録】人生の道しるべになる座右の寓話「糸毬」から考えたこと

人生の道しるべになる座右の寓話を読みました。この中の寓話のひとつ「糸毬」という話に考えされられましたので、皆様にご紹介します。

何となくやり過ごしてしまう日ってありませんか?2023年も残り1か月ほどとなり、「今年もあっという間だったなぁ」なんて気分になる時期ですよね。

これが1年ではなく、一生だったらどうでしょうか?「自分の人生もあっという間だったなぁ」と振り返った時に、そこにあるのが充実感なのか、虚無感なのか、後悔なのかは、その人の生き方次第だと思います。

人生の終盤になって、後悔したくないですよね。

“人生の糸”をついうっかり引いてはいないか?

一度問い直してみると明日からの過ごし方が変わるかもしれません。

目次

糸鞠の話とは?

子どもが精から受け取ったのは“人生の糸”

人生の糸にはこんな特徴があります。

  • 糸に触らなければ、時間はふつうに過ぎていく
  • 時間が早く過ぎてほしいなら、糸を少しだけ引っ張ると、一時間が一秒のように過ぎ去る
  • 一度引っ張った糸は、決してもとには戻せない

子どもはさまざまな場面で糸を引きます。

  • 大人に早くなるため
  • 愛する婚約者と早く結婚するため
  • 子どもたちが大きくなるのを早く見るため
  • 職や利得や名誉を早く手に入れるため
  • 心配事から早く解放されるため
  • 年齢とともにやってきた病気や悲しみを早く避けるため
  • 厄介な老年にとどめを刺すため

この結果、子どもが精から糸毬を受け取って生きた年月は四ヶ月と六日でした。お終い。

人生の早送り

結末にゾッとしました

人生の良いところへの早送り、辛いところの切り取りをしてしまった結果、子どもは本当に短い期間で人生を終えてしまうんですね。人生いいとこ取りだけしようとすると、あっという間に終わってしまって命が尽きてしまう、「今」この時を大切に生きなさいという教えかなぁと受け取りました。

私も人生の糸を引いた

私自身が、「人生の糸」を引いたことがあるから、この寓話に引っ掛かりを感じたんだと思います。

それは長男が3~4歳ぐらいの頃で、私の子育ての暗黒期に当たります。

長男は10か月から保育園に通っていて、同年代の子どもたちと同じスペースで過ごしていた方でしたが、他のお友達との交流よりも、一人遊びを好んでいました。親戚にも子どもはおらず、親やおじいちゃん・おばあちゃんに囲まれて過ごしていました。言葉の発達が特段遅い方だとは思いませんでしたが、われわれ親が言うことが聞いてくれない時期が比較的長く続いていました。2~3歳ぐらいの乳児なんてこんなものだろうと思っていましたし、周りに比較できる子どももいなかったため、そのままやり過ごしていました。

長男が3歳半ぐらいのときに次男を妊娠しました。長男は4歳を前にして幼児クラスへの進級を控えていましたので、おむつを外さなければいけません。これが、本当に、大変だったんです。夫と二人で長男を説得し、トイレに行くように促しても「まだ行かなくていい」の一点張りでトイレに行ってくれない。その5分後に畳の上でおしっこを漏らしている。そんなことが数か月に渡って続きました。さらに実母からも「4歳になろうかというのにオムツが外れていないとはどういうことか」と叱責を受け、プレッシャーを感じながら必死で長男をトイレに座らせました。だんだん大きくなっていくお腹を抱えながら、願いに願って授かった長男を怒鳴りつけている自分。私に怒鳴りつけられてじっと私を見つめる長男の瞳。

辛かった。

早く自分でトイレに行けるようになってほしい。

せめて促したらトイレに座って、お漏らしをしないようになってほしい。

目の前の長男を受け入れられず、成長した姿での長男を望んでしまっていました。

あの時、確実に私は人生の糸を引いていたと思います。

子どもの成長を早送りしない

あの辛かった日々から4年が経ち、長男は小学校2年生になりました。

朝起きてきたらトイレに行き、布パンツを履き、もうお漏らしをすることはありません。私がなって欲しかった「自分でトイレに行ってくれる子」になりました。

長男の成長そのものは嬉しいことです。

ただ、「トイレに行ってくれない子」として強く記憶に刻まれてしまった頃の長男の他の場面の様子が私の記憶の中では曖昧な部分があります。写真も動画もある。

でも、楽しかった記憶、ポジティブな記憶がスッポリ抜け落ちたような感覚があるんです。早く過ぎ去って欲しいと思う程のネガティブな感情に囚われている時、何かしらの改善策が必要だったのかもしれないなぁと振り返ってみて感じます。

人生の道しるべになる座右の寓話

人生の道しるべになる座右の寓話「糸毬」から考えたことをお伝えしました

退屈だから、苦痛だから、この瞬間を飛ばしてしまいたいと思う時ってきっとあると思います。

そんな時、「今のままの生き方でいいのかな」と自分を振り返る習慣を持ちたいものです。

『人生の道しるべになる座右の寓話』はAudibleで聴く読書ができます。

また、kindle unlimitedの対象商品になっています(2023年11月現在)

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この記事を書いた人

とーこ@作業療法士ママ
老健で働く作業療法士。8歳4歳兄弟のママ。仕事や子育てでの経験から学び、「私がもっと早く知りたかった!」ことを発信します。趣味は旅行とパン作り。取得資格:介護支援専門員、介護老人保健施設リスクマネージャー、実習指導者研修修了。

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