神メンタルってどういうこと?
表紙の「神メンタル」の大きな赤字に惹かれて本書を手に取りました。
なかなか思い通りにいかないことが多いけど、それはもしかしたら「自分の心」が原因だったのかも…?
本書を読んで、自分の心に向き合うきっかけになりました。
- 著者は星渉さん
- 東日本大震災をきっかけに「自分の人生を自分がやりたいと思うことに注ぐ」と決意し起業される
- 心理療法や神経言語プログラミング、認知心理学、脳科学を学ばれている
- 「好きな時に、好きな場所で、好きな仕事をする個人を創る」とコンセプトにビジネスコンサルタント、執筆業など多方面で活躍されている
- 目的地を決める
- なりたい姿を画像にして毎日見る
- 強烈なやる理由を自分に問う
- 自己評価の書き換え
- やると決める→できた!で自信をつける
「神メンタル『心が強い人』の人生は思い通り」から私が学んだ実践ポイント5つを解説していきます。
目的地を決める
「思い通りに生きていくための公式」
現実(未来)=①目的地 × ②手段 × ③メンタル
例えば、これから飛行場を旅経つ飛行機があるとします。
この飛行機の着陸する飛行場は、那覇空港でしょうか?それともハワイ・ホノルル空港でしょうか?
着陸する飛行場が決まっていなければ、燃料の量や飛んでいく方向もフライト時間も全然違いますよね。
「目的地」がない状態は、着陸する飛行場が決まっていないのにフライトしようとしている飛行機のようなもの。
たどり着くことができませんよね。
目的地は「未来体験シート」という形で、5年後、3年後、1年後、半年後の順番でそれぞれ実現したいことを書きます。
なぜ5年後から書くのかというと、大きな目標でも小さく分解すればできることがみつかる、という考え方をするためです。
未来体験シートは、①完了形で書く、②必ず「測定可能な形」で書く、③制限をかけずに書く ことがポイントです。
現実を変えたければ何よりも先に「目的地」を決めよう。
なりたい姿を画像にして毎日見る
さらに、そのなりたい姿は「画像」であるとさらに効果的です。
人間が得ている情報量の割合は視覚が87%と圧倒的優位と言われています。
「こうなりたいな」と思うイメージの画像をGoogleで検索してみます。
あまり悩まず、直観で!
「目的地にたどり着いた時の完成図」を描くつもりで、30枚ほど集めてみてください。
私たちの脳は「何度も何度も送られてくる情報」を重要だから記憶に残すべきだと認識するため、忘れないために1日1回毎日見ることが重要です。
なりたい姿の「画像」を集めて毎日見よう。
強烈なやる理由を自分に問う
星さんは、東日本大震災で被災したのをきっかけに「強烈なやる理由」を感じて独立した、と書かれています。
全てを実現するために必要な「行動力」の源・・・それが「やる理由」です。
では、もう一度あなたに同じ質問です。
「あなたは、なぜ、それを実現したいのですか?
「目的地」にたどり着くためには、行動が必要です。
さらに、その行動を続けていかなければいけません(継続が必須!)
やる理由がないと、続きません。ダイエットを例にしてみましょう。
「夏までに3㎏痩せて、キレイに水着を着こなしたいな!」と思ってダイエットを始める(目的地の設定)
→毎日の運動と食事管理をしようと決める(行動の開始)
→3日ぐらいはいい調子で実行することができる(行動の継続)
→ある日「ちょっとぐらい」とおやつを食べてしまう(継続の中止)
→1日ぐらいならサボってもいいかと運動をやめてしまいます。気づいたらダイエットに挫折。
ここに足りなかったのが「強烈なやる理由」です。
実現するためには自分の内側から湧き上がってくるような、強烈なやる理由を言葉にすることが必要です。
自分の体験の中から「強烈なやる理由」を感じよう
自己評価の書き換え
「あなたはどんな人ですか?」と聞かれて出した答えが「今の自分の自己評価」になります。
「なりたい自分」と「今の自分の自己評価」に差があると、この差を埋めるために脳は必要な情報を集め始めます。
ただ、なりたい自分の自己評価をすでに持ち合わせているって少ないのでは?と思います。
そこで、「自己評価を書き換える」作業を行います。
それが「インタビューワーク」です。
インタビューワークには、①2人1組で行う方法、②1人でインタビュワ―役、受けて役を2役担う方法 があります。
インタビューワークの方法は以下の手順です。
- インタビュワー役とインタビューを受ける役を決める
- インタビューを受ける役は「未来体験シート」で設定した1年後の自分を演じる
- 「設定した1年後のことを全て実現した自分」としてインタビューを受ける
- インタビュワー役は、インタビューの受け手に対して「どうやって“1年後の自分を実現したのか”についてインタビューする
- 何を実現したか、実現するためにどんなことが体験だったか、くじけそうになった時はどんなことが支えになったのか、など。実現の秘訣を根ほり葉ほり聞き出す。
- インタビューを受ける役は、もうすでに全てを実現している設定で、「1年後の実現した自分なら、きっとこんな風に答えるのではないか」という形で答える
- 時間は10分
- 最後の質問は「それでは最後に、1年前のご自身のようにこれからがんばろうとされている方に一言、メッセージをお願いします」です。
「なりたい自分」の自己評価(心)を体験しよう。
やると決める→できたで自信をつける
うまくいくかどうか分からないことに対して意欲的に取り組めるか?には、「自信」が大きく影響します。
できるかどうか分からない → 一歩目が踏み出せない → 面倒 → やらない
未経験のことに対して「やる気がでない」ってまさに、こういう状態だと思います。
自信が生まれるのは、自分でやろうと決めたことが「できた!」という経験をした時です。
やることは2つだけ。
- タスクは小さく書き出す
- 完了したら「できた!」と声に出してタスクを棒線で消す
「できた!」を増やして自信をつけよう。
実践してみた感想
- 紙に書きだす過程の中で、やってみたいこと、なりたい姿、行ってみたいことが具体的になった
- 画像を見ることで「これを叶えるために、今すべきことは何かな」と今日のTo doにすることができるようになった
- 強烈なやる理由を持てた
- 1年後の自分に励まされた
- だらだらする時間が減った
まとめ
「神メンタル『心が強い人』の人生は思い通り」から私が学んだ実践ポイント5つを解説してきました。
- 目的地を決める
- なりたい姿を画像にして毎日見る
- 強烈なやる理由を自分に問う
- 自己評価の書き換え
- やると決める→できたで自信をつける
一番効果を感じたのは「毎日画像を見ること」
毎日見ることで、目的地を忘れなくなります。
自分の心は自分で変えられるんだよ!っていうのをとっても分かりやすく伝えてくれる実践本でした。
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